【専門家監修レベル】ドラム式洗濯機に歯ブラシを落とした!取り出し方法・修理費用・故障リスクを徹底解説
ドラム式洗濯機を掃除している最中に、
「歯ブラシをドラムの隙間に落としてしまった」
というトラブルは意外と起こります。
特に、使用済みの歯ブラシを使ってドアパッキンやドラム周辺を掃除していると、手が滑って歯ブラシが隙間に入り込み、
「さっきまで見えていたのに完全に消えた」
「ドラムを回すとカラカラ音がする」
「排水フィルターを確認したけれど見つからない」
「このまま洗濯機を使っても大丈夫なの?」
と不安になる方も多いでしょう。
結論からいうと、歯ブラシが洗濯機内部へ落ちて位置が確認できない場合、そのまま運転を続けることはおすすめできません。
ドラム式洗濯機は、単純に「ドラムの中に水を入れて回している機械」ではありません。
内部には、
- 回転ドラム
- 外槽
- 駆動モーター
- ベルトやプーリーを使用する機構
- 排水ホース
- 排水ポンプ
- 循環ポンプ
- ヒーター
- 乾燥用ダクト
- 各種センサー
- 電気配線
- 給排水経路
など、多数の部品が配置されています。
歯ブラシがどこへ入り込んだかによっては、単純な異物除去だけで済むケースもあれば、排水不良・異音・水漏れ・部品破損につながるケースもあります。
本記事では、ドラム式洗濯機修理の専門的な観点を取り入れながら、
- 歯ブラシを落とした直後にやるべきこと
- 歯ブラシが入り込みやすい場所
- ドラム式洗濯機内部の構造
- 自分で確認できる範囲
- やってはいけない取り出し方法
- 異音が発生する理由
- 排水できなくなる理由
- 分解修理が必要になるケース
- 修理費用の目安
- メーカー修理と民間修理業者の違い
- パナソニック・日立・東芝・シャープなどメーカー別に考える際のポイント
- 修理か買い替えかを判断する基準
- 再発を防止する方法
まで詳しく解説します。
ドラム式洗濯機に歯ブラシを落としたら最初にやること
歯ブラシを落としてしまった場合、最初の対応が非常に重要です。
まず次の順番で対応してください。
- 洗濯機を停止する
- 電源を切る
- 安全に行える状況なら電源プラグを抜く
- 歯ブラシが見えるか確認する
- ドアパッキン周辺を確認する
- 取扱説明書で利用者が点検できる場所を確認する
- 見つからなければ無理に運転しない
- 必要に応じてメーカーまたは修理業者へ相談する
特に重要なのが、
「歯ブラシを排水口まで流すために運転してみる」
という行為をしないことです。
運転することで歯ブラシがさらに奥へ移動する可能性があります。
なぜ歯ブラシがドラム式洗濯機の中へ落ちるのか?
「ドラムには小さな穴しかないのに、なぜ歯ブラシが内部へ落ちるの?」
と思う方もいるでしょう。
ドラム式洗濯機では、衣類を入れるステンレス製の回転ドラムと、その外側にある外槽が別の構造になっています。
つまり、
衣類を入れるドラム=洗濯機内部の一番外側ではありません。
ドラムの周囲には外槽があり、さらにその周囲にモーター・ホース・ポンプ・配線・乾燥関連部品などがあります。
機種や落下位置によっては、歯ブラシのような細長い異物がドラム周辺の隙間から内部へ入り込む可能性があります。
特に掃除中は、ドアパッキンをめくったりドラム入口付近を歯ブラシで清掃したりするため、誤って落とすリスクが高くなります。
ドラム式洗濯機の内部構造を理解しよう
歯ブラシがどこへ落ちるのか理解するためには、ドラム式洗濯機の基本構造を知っておくと分かりやすくなります。
回転ドラム
洗濯物を直接入れるステンレス製の部分です。
洗濯・すすぎ・脱水時に回転します。
表面には多数の穴があり、水や洗剤液が出入りする構造になっています。
外槽
回転ドラムの外側には、水を受けるための外槽があります。
利用者からは通常ほとんど見えません。
歯ブラシなどの異物がドラム周辺から内部へ入り込んだ場合、この外槽周辺に残るケースがあります。
ドアパッキン
ドラム式洗濯機のドア部分に取り付けられている大きなゴム部品です。
洗濯中の水が外へ漏れないようにする重要な部品です。
構造上、折り返しや溝があるため、小さな異物が入り込む場合があります。
排水経路
洗濯やすすぎに使用した水は、外槽から排水ホースや排水ポンプなどを通って機外へ排出されます。
異物が外槽の下側へ移動すると、この排水経路に近づく可能性があります。
排水ポンプ
ドラム式洗濯機の排水を行う重要部品です。
機種によって構造は異なりますが、異物が排水ポンプ付近へ到達すると、
- 排水時の異音
- 排水能力低下
- 排水停止
- エラー表示
などにつながる可能性があります。
循環ポンプ
機種によっては、洗濯水を循環させるためのポンプが搭載されています。
排水ポンプとは役割が異なります。
異物の位置によっては循環系統へ影響する可能性もあるため、「排水フィルターにないから問題ない」とは限りません。
乾燥経路
乾燥機能付きドラム式洗濯機では、
- 送風ファン
- ダクト
- 熱交換器
- ヒーター
- ヒートポンプ関連部品
などが搭載されています。
メーカー・機種によって乾燥方式や構造が大きく異なるため、インターネットで別機種の分解方法を見つけても、そのまま自分の洗濯機へ応用するのは危険です。
歯ブラシはどこに落ちている?考えられる7つの場所
歯ブラシが見えなくなった場合、主に次の場所が考えられます。
1.ドアパッキンの裏側
まず確認したい場所です。
完全に内部へ落ちたと思っても、実際にはドアパッキンの折り返し部分に挟まっているケースがあります。
ライトを使って慎重に確認してください。
ただし、パッキンを強く引っ張ることは避けましょう。
パッキンが変形・破損すると水漏れの原因になります。
2.ドラムと外槽の間
ドラム内部から完全に見えなくなった場合に考えられる場所です。
歯ブラシがここに残っていると、ドラム回転時に接触して、
カラカラ
カンカン
コツコツ
といった音がする場合があります。
特に脱水時はドラムが高速回転するため注意が必要です。
3.外槽の底部
異物が重力によって下側へ移動し、外槽底部付近に残ることがあります。
この状態ではドラム入口から確認できないことが多く、修理業者による分解作業が必要になる可能性があります。
4.排水経路
外槽から排水側へ移動すると、ホースや排水経路の途中に引っ掛かる可能性があります。
歯ブラシは硬く細長いため、完全に流れず途中で止まる可能性があります。
5.排水ポンプ付近
排水ポンプ付近まで異物が移動すると注意が必要です。
排水ポンプ内部には水を送るために回転する部品があり、異物が干渉すると正常な排水ができなくなる可能性があります。
症状としては、
- 排水時にガラガラ音がする
- 水が抜けない
- 排水に時間がかかる
- 運転途中で停止する
- 排水関連のエラーコードが表示される
などが考えられます。
6.排水フィルター付近
機種によっては異物やゴミを捕捉する排水フィルターがあります。
歯ブラシそのものがフィルターまで移動するとは限りませんが、折れた部品などが確認できる可能性があります。
ただし、排水フィルターを不用意に開けると大量の水が出てくる場合があります。
必ず取扱説明書を確認してください。
7.別の内部部品周辺
ドラム式洗濯機の構造はメーカー・型番によって大きく異なります。
外槽周辺には、
- ホース
- 配線
- センサー
- モーター
- ヒーター関連部品
- 乾燥関連部品
などがあります。
したがって、
「見えなくなった歯ブラシは必ず排水フィルターに行く」
というわけではありません。
歯ブラシを落としたまま洗濯しても大丈夫?
基本的にはおすすめできません。
問題なのは、歯ブラシが現在どこにあるのか分からないことです。
停止状態では安全な場所に留まっていたとしても、
- 洗濯時の回転
- 水流
- 排水
- 脱水時の高速回転
- 本体の振動
によって位置が変わる可能性があります。
特に脱水時には高速回転するため、異物がドラム周辺に接触すると異音や損傷につながる可能性があります。
「一度だけ回して確認」はおすすめできない
歯ブラシを落とした後、
「音がしなければ大丈夫だろう」
と空運転する方もいます。
しかし、音がしないからといって異物が存在しないとは判断できません。
逆に、テスト運転によって異物が別の場所へ移動してしまう可能性があります。
そのため、異物が内部に落ちたことが確実なのであれば、むやみに運転して確認する方法は避けた方がよいでしょう。
自分で歯ブラシを取り出せるケース
すべてのケースで修理業者が必要なわけではありません。
比較的浅い場所であれば、自分で取り出せる可能性があります。
ただし、原則として、
取扱説明書に記載されている利用者向けの点検・清掃範囲
にとどめることをおすすめします。
方法1:ドラム内部をライトで確認する
まず洗濯機を停止します。
安全を確認したうえで電源プラグを抜き、ドラム内部をライトで照らします。
スマートフォンのライトでも確認できます。
確認するポイントは、
- ドラム奥
- ドラム入口
- ドアパッキン
- パッキンの折り返し
- ドラム内の突起周辺
などです。
歯ブラシが完全に見えており、安全に手で取れるのであれば慎重に取り出します。
方法2:ドアパッキンの溝を確認する
ドラム式洗濯機では、ドアパッキン周辺に異物が残っていることがあります。
特に、
- 歯ブラシ
- ヘアピン
- 硬貨
- ボタン
- マスク
- 靴下
- ハンカチ
などの異物が入り込むことがあります。
パッキンを無理に引っ張らず、目視できる範囲を確認しましょう。
方法3:排水フィルターを確認する
取扱説明書でユーザーによる排水フィルター清掃が案内されている機種であれば確認できます。
ただし、ここで重要なのが残水です。
ドラム内部に水が残っている状態で排水フィルターを一気に外すと、水が大量に流れ出す可能性があります。
床材や洗濯機パンから水があふれると二次被害につながります。
必ずメーカーの取扱説明書に記載された排水方法に従ってください。
歯ブラシが見えている場合でも無理に引っ張らない
歯ブラシの先端だけ見えている場合、
「ペンチでつかめば取れる」
と思うかもしれません。
しかし、途中で何かに引っ掛かっている場合は注意が必要です。
無理に引っ張ることで、
- パッキンを破る
- ホースを傷つける
- 歯ブラシが折れる
- さらに奥へ押し込む
可能性があります。
抵抗が強い場合は作業を中止した方が安全です。
絶対に避けたい取り出し方法
針金・ハンガーを奥まで差し込む
非常に危険です。
洗濯機内部には配線やホースがあります。
目視できない場所へ金属棒などを差し込むと、別の部品を傷つける可能性があります。
掃除機で無理に吸い出す
見える位置の乾いた異物を安全に回収できる特殊な状況を除き、洗濯機内部へ家庭用掃除機のノズルを無理に差し込む方法はおすすめできません。
特に水分が残っている場所で通常の家庭用掃除機を使用するのは危険です。
大量の水を流す
「水で押し流せば排水口から出る」
と考えるのも避けましょう。
歯ブラシが排水経路に詰まる可能性があります。
洗濯機を激しく揺らす
異物を下へ落とすために本体を揺らす方法もおすすめできません。
ドラム式洗濯機は非常に重量があります。
転倒・挟まれ事故・床や壁の破損につながる危険があります。
一人で洗濯機を傾ける
大型ドラム式洗濯機は非常に重いため危険です。
さらに、設置状態によっては給水ホースや排水ホースに負荷がかかり、水漏れの原因になる可能性があります。
インターネット動画を見ながら分解する
同じメーカーでも型番が違えば内部構造が異なる場合があります。
動画と自宅の機種が似ているからといって、同じ手順で分解できるとは限りません。
特にドラム式洗濯機では、
- 配線コネクター
- 水位センサー
- ホース
- ドアロック
- 電装基板
- モーター
- 乾燥系統
など複数の部品があります。
知識がない状態での分解は避けましょう。
歯ブラシを落として「カラカラ音」がする原因
歯ブラシを落とした後の代表的な相談が、
「ドラムを回すとカラカラ音がする」
というものです。
この場合、異物が回転部分またはその周辺に接触している可能性があります。
例えば、
ドラムが回転
↓
歯ブラシが移動
↓
外槽やドラム周辺に接触
↓
カラカラ・コツコツ音が発生
という状態です。
ただし、異音の原因が必ず歯ブラシとは限りません。
もともと、
- ベアリング
- モーター
- ベルト
- プーリー
- ファン
- ポンプ
などに不具合があった可能性もあります。
「歯ブラシを落とした直後から音が出始めた」という時系列は、修理業者に必ず伝えましょう。
「ガリガリ」「ゴリゴリ」という音は注意
軽いカラカラ音より、
ガリガリ
ゴリゴリ
バキバキ
といった強い異音がする場合は、運転を中止することをおすすめします。
硬い異物が回転部に接触している可能性があります。
異音がある状態で高速脱水まで行うと、二次的な故障につながる可能性があります。
歯ブラシを落として排水できなくなった場合
歯ブラシを落とした後、
「洗濯機の中に水が残る」
「排水時間が異常に長い」
「排水エラーが出る」
という症状が発生した場合、排水系統への影響を疑います。
排水不良の原因は歯ブラシだけではありません。
一般的には、
- 糸くず
- 衣類
- 硬貨
- ヘアピン
- ボタン
- 排水ホースの詰まり
- 排水口の詰まり
- 排水ポンプ不良
なども考えられます。
しかし、歯ブラシを落とした直後から症状が発生した場合は、その情報が診断上重要になります。
排水ポンプに異物が入るとなぜ故障する?
排水ポンプは、水を洗濯機外へ送り出すための部品です。
ポンプ内部には水を動かすための回転部品があります。
異物や破片が入り込むと回転を妨げ、
- ポンプが回転しない
- 異音がする
- 排水能力が落ちる
- 過負荷になる
- 排水エラーが出る
といった症状につながる可能性があります。
異物を取り除くだけで復旧する場合もあれば、ポンプそのものの交換が必要になる場合もあります。
歯ブラシの取り出し修理では何をする?
実際の作業方法はメーカー・機種・異物の位置によって異なります。
一般的には最初に、
- 問診
- 型番確認
- 異物を落とした場所の確認
- 異音確認
- 排水状態確認
- ドラム周辺確認
- フィルター確認
などを行い、異物の位置を推測します。
そのうえで必要な箇所へアクセスします。
軽度であれば比較的簡単な作業で回収できる場合がありますが、奥深くに入り込んでいる場合は外装部品などを取り外す必要があります。
ドラム式洗濯機の異物除去の修理費用
料金はメーカー・型番・作業内容・地域・業者によって異なります。
目安としては次のようになります。
状況 | 修理費用の目安 |
|---|---|
点検・簡易異物除去 | 約8,000~15,000円 |
軽度の分解を伴う異物除去 | 約12,000~25,000円 |
複数部品の取り外しが必要 | 約20,000~35,000円 |
大掛かりな分解作業 | 約25,000~40,000円以上 |
排水ポンプ等の部品交換あり | 約25,000~50,000円以上になる場合あり |
※上記は一般的な目安です。実際の料金はメーカー・機種・設置状況・作業内容・部品代・出張料などによって異なります。
なぜ同じ「歯ブラシを落とした」でも料金が違う?
最大の理由は、異物までアクセスするための作業量が違うからです。
例えば、
ケースA
ドアパッキン周辺に歯ブラシがある。
→短時間で取り出せる可能性があります。
ケースB
外槽下部まで落下している。
→外装部品などを取り外す必要がある可能性があります。
ケースC
排水経路に入り込んでいる。
→排水系統へのアクセスが必要になります。
ケースD
歯ブラシが排水ポンプに干渉して故障。
→異物除去+部品交換が必要になる可能性があります。
つまり、
「歯ブラシ1本を取るだけなのになぜ2万円以上するの?」
というケースでも、実際の料金は「歯ブラシの価格」ではなく、そこへアクセスして安全に復旧させるための作業工数で決まります。
出張料・診断料にも注意
修理費用を見るときは「作業料金」だけで判断しないようにしましょう。
修理会社によって、
修理総額=出張料+点検・診断料+作業料+部品代+その他費用
という料金体系になっている場合があります。
問い合わせ時には、
「歯ブラシを落としました。取り出す場合の総額はいくらくらいですか?」
と確認するとよいでしょう。
メーカー修理と民間修理業者を比較
メーカー修理
メリット
- 自社製品についての情報が豊富
- 純正部品での対応が基本
- 正規の修理体制で対応してもらえる
注意点
- 予約状況によって訪問まで日数がかかることがある
- 異物混入は保証対象外になる可能性がある
- 訪問後にキャンセルしても出張・点検費用が発生する場合がある
民間の洗濯機修理業者
メリット
- 即日・翌日対応を行っている会社もある
- 複数メーカーを扱っている会社がある
- 異物除去など特定作業に慣れている業者もある
注意点
技術力・料金・保証内容が会社ごとに異なります。
依頼前に、
- 出張費
- 点検費
- 作業費
- 部品代
- キャンセル料金
- 見積もり後の追加料金
- 修理保証
- 対応メーカー
などを確認しましょう。
パナソニックのドラム式洗濯機に歯ブラシを落とした場合
Panasonicのドラム式洗濯乾燥機でも、異物の位置によって必要な作業は変わります。
「パナソニックだからこの場所を外せば取れる」と一律には判断できません。
同じメーカーでも型番や世代によって内部構造が異なるためです。
問い合わせる際は、
「NA-〇〇〇〇」
など、本体に記載されている正確な品番を確認しましょう。
日立のドラム式洗濯機に歯ブラシを落とした場合
HITACHIのドラム式洗濯乾燥機についても同様です。
機種によって内部構造や乾燥方式、各部品の配置が異なります。
問い合わせ時には、
「BD-〇〇〇〇」
など正確な型番を伝えるとスムーズです。
東芝のドラム式洗濯機の場合
TOSHIBA製品についても、異物の位置と機種によって分解方法が変わります。
型番を確認してから修理相談をしましょう。
シャープのドラム式洗濯機の場合
SHARP製ドラム式洗濯乾燥機についても、モデルごとに構造が異なります。
インターネット上の別モデルの分解方法をそのまま利用するのではなく、正確な型番を確認することが重要です。
修理業者へ電話するときに伝える7項目
修理相談するときは次の情報を用意するとスムーズです。
1.メーカー
パナソニック・日立・東芝・シャープなど。
2.型番
本体ラベルを確認します。
3.落とした物
「大人用歯ブラシ1本」など具体的に伝えます。
4.どこから落としたか
「ドラム入口の隙間から落ちた」
など、分かる範囲で伝えます。
5.現在見えるか
「完全に見えない」
「先端だけ見える」
などを伝えます。
6.落とした後に運転したか
非常に重要です。
「一度脱水まで運転した」
など正確に伝えましょう。
7.現在の症状
- 異音なし
- カラカラ音
- 排水不良
- エラー表示
- 水漏れ
などです。
修理業者へ送る写真は何を撮ればいい?
電話だけでは状況が伝わりにくいため、写真を送れる業者なら、
- 洗濯機全体
- メーカー・型番ラベル
- 歯ブラシを落とした場所
- エラー表示
- 設置スペース
を撮影しておくとよいでしょう。
特に設置スペースの写真は重要です。
洗濯機の左右や上部にスペースがほとんどない場合、作業方法に影響する可能性があります。
修理業者を選ぶ5つのポイント
1.ドラム式洗濯機に対応しているか
「家電修理業者」でも、ドラム式洗濯機の分解修理には対応していない会社があります。
最初に確認しましょう。
2.メーカーを伝える
対応メーカーも確認します。
3.異物除去に対応しているか
「故障修理はするが異物取り出しは対応外」という会社もあります。
問い合わせ時に、
「ドラムと外槽の間に歯ブラシを落とした可能性があります」
と伝えましょう。
4.料金体系が明確か
最低料金だけで判断しないことが重要です。
例えば、
「3,000円~」
と表示されていても、実際には出張料や分解料金が加算される場合があります。
総額の考え方を確認しましょう。
5.修理後の保証を確認する
部品交換を行う場合は、修理保証の有無も確認すると安心です。
修理か買い替えか判断するポイント
歯ブラシを取り出すだけなら、基本的には修理で済ませるケースが多いでしょう。
しかし、洗濯機が古く、すでに別の不具合が発生している場合は買い替えも選択肢になります。
判断材料として、
- 使用年数
- 修理費用
- 他の故障症状
- 部品供給状況
- 乾燥性能の低下
- 過去の修理歴
- 新品購入価格
などを比較しましょう。
使用年数が長い洗濯機は修理前に総合判断する
例えば10年前後使用しているドラム式洗濯機で、
- 乾燥時間が長くなった
- 異音が以前からある
- 排水エラーが頻発する
- ドアパッキンが劣化している
- 過去にも修理している
という状況で高額な分解修理が必要なら、買い替えを含めて検討する価値があります。
一方、購入から2~3年程度の比較的新しい機種であれば、歯ブラシの異物除去だけで買い替える必要性は通常低いでしょう。
歯ブラシ以外で多い洗濯機の異物
修理現場では歯ブラシ以外にもさまざまな異物トラブルが考えられます。
代表的なのが、
- 硬貨
- ヘアピン
- ボールペン
- ネジ
- イヤリング
- 指輪
- ネックレス
- 鍵
- USBメモリ
- マスク
- 靴下
- ハンカチ
- 下着のワイヤー
- 子どもの小さなおもちゃ
- 衣類の金具
などです。
特に注意したいのが下着のワイヤー
ブラジャーなどの金属ワイヤーは細長く、洗濯中に衣類から飛び出す場合があります。
硬い金属がドラム周辺へ入り込むと、異音などの原因になる可能性があります。
洗濯ネットを適切に使用することが重要です。
硬貨・ネジ・ヘアピンにも注意
金属異物は硬いため、回転部分に接触した際の影響が大きくなる可能性があります。
洗濯前には必ずポケットを確認しましょう。
二度と歯ブラシを落とさないための予防方法
今回、掃除中に歯ブラシを落とした場合は再発防止も重要です。
柄の短いブラシを使わない
洗濯機清掃には、持ち手が長く握りやすい清掃ブラシを使用すると落下リスクを減らせます。
ストラップ付き清掃ブラシを使用する
手首に掛けられるストラップがあるブラシなら、手を滑らせても内部へ落ちにくくなります。
ドラム入口の真上に小物を置かない
洗濯機の上に、
- 歯ブラシ
- ヘアピン
- ネジ
- アクセサリー
などを置く習慣も避けましょう。
清掃前に電源を切る
掃除するときは運転停止を確認してから作業します。
安全確保のため、取扱説明書に従って適切に作業してください。
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サービス出張対応エリアのご案内
[関東エリア]
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- 横浜市(全18区)
鶴見区、神奈川区、西区、中区、南区、港南区、保土ケ谷区、旭区、磯子区、金沢区、港北区、緑区、青葉区、都筑区、戸塚区、栄区、泉区、瀬谷区
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川崎区、幸区、中原区、高津区、宮前区、多摩区、麻生区
- その他対応市町村
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■ 埼玉県
- 対応市町村
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■ 千葉県
- 対応市町村
市川市、船橋市、松戸市、柏市、浦安市、流山市、習志野市、鎌ケ谷市、我孫子市、千葉市、八千代市、四街道市、佐倉市、成田市、野田市、市原市、木更津市、袖ケ浦市
[東海・中部エリア]
■ 愛知県
- 名古屋市(全域)
千種区、東区、北区、西区、中村区、中区、昭和区、瑞穂区、熱田区、中川区、港区、南区、守山区、緑区、名東区、天白区
- その他対応市町村
一宮市、春日井市、小牧市、豊田市、岡崎市、安城市、刈谷市、豊橋市、豊川市、弥富市、津島市、稲沢市、江南市、犬山市、瀬戸市、日進市、長久手市、大府市、東海市、知立市、高浜市、半田市
■ 岐阜県
- 対応市町村
岐阜市、大垣市、各務原市、羽島市、多治見市、可児市、関市、美濃加茂市、瑞穂市、本巣市、土岐市、中津川市、恵那市、高山市
[関西エリア]
■ 大阪府
- 大阪市(全24区)
都島区、福島区、此花区、西区、港区、大正区、天王寺区、浪速区、西淀川区、東淀川区、東成区、生野区、旭区、城東区、阿倍野区、住吉区、東住吉区、西成区、淀川区、鶴見区、住之江区、平野区、北区、中央区
- その他対応市町村
堺市、豊中市、吹田市、高槻市、茨木市、枚方市、寝屋川市、守口市、門真市、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市、松原市、藤井寺市、羽曳野市、富田林市、河内長野市、和泉市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉大津市、高石市、箕面市、池田市、摂津市、四條畷市、交野市
■ 京都府
- 京都市(全域)
北区、上京区、左京区、中京区、東山区、下京区、南区、右京区、伏見区、山科区、西京区
- その他対応市町村
宇治市、城陽市、長岡京市、向日市、京田辺市、八幡市、木津川市、亀岡市、福知山市、舞鶴市、綾部市、京丹後市
■ 兵庫県
- 神戸市(全域)
東灘区、灘区、中央区、兵庫区、北区、長田区、須磨区、垂水区、西区
- その他対応市町村
尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、明石市、加古川市、高砂市、姫路市、相生市、たつの市、加西市、小野市、三木市
■ 奈良県
- 対応市町村
奈良市、生駒市、大和郡山市、天理市、橿原市、香芝市、大和高田市、葛城市、桜井市、五條市
■ 滋賀県
- 対応市町村
大津市、草津市、守山市、栗東市、野洲市、湖南市、近江八幡市、東近江市、彦根市、長浜市、米原市
■ 和歌山県
- 対応市町村
和歌山市、海南市、岩出市、紀の川市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市
[北陸エリア]
■ 石川県
- 対応市町村
金沢市、白山市、小松市、加賀市、能美市、野々市市、かほく市、七尾市、羽咋市
■ 富山県
- 対応市町村
富山市、高岡市、射水市、魚津市、黒部市、滑川市、砺波市、南砺市
■ 福井県
- 対応市町村
福井市、坂井市、越前市、鯖江市、敦賀市、小浜市、大野市、勝山市
[中国・九州・東北エリア]
■ 広島県
- 広島市(全域)
中区、東区、南区、西区、安佐南区、安佐北区、安芸区、佐伯区
- その他対応市町村
福山市、呉市、東広島市、廿日市市、尾道市、三原市、府中市、三次市、庄原市、大竹市、竹原市、江田島市
■ 福岡県
- 福岡市(全域)
東区、博多区、中央区、南区、西区、城南区、早良区
- 北九州市(全域)
門司区、若松区、戸畑区、小倉北区、小倉南区、八幡東区、八幡西区
- その他対応市町村
久留米市、飯塚市、春日市、大野城市、筑紫野市、太宰府市、宗像市、福津市、糸島市、直方市、行橋市、中間市、古賀市、小郡市、柳川市、大牟田市
■ 宮城県
- 仙台市(全域)
青葉区、宮城野区、若林区、太白区、泉区
- その他対応市町村
名取市、多賀城市、塩竈市、富谷市、岩沼市、石巻市、大崎市、登米市、気仙沼市、栗原市、白石市、角田市、東松市
よくある質問
Q1.ドラム式洗濯機に歯ブラシを落としました。今すぐ故障しますか?
必ず故障するとは限りません。
しかし、異物の位置が分からない状態では安全とは判断できません。運転によって異物が移動する可能性があるため、位置確認を優先しましょう。
Q2.音がしなければそのまま使っていいですか?
おすすめできません。
音がしない場所に異物が残っている可能性があります。
Q3.排水フィルターまで流れてきますか?
必ず流れてくるわけではありません。
歯ブラシの大きさや形状、洗濯機内部の構造によって途中で引っ掛かる可能性があります。
Q4.ドラムを手で回して探してもいいですか?
取扱説明書上問題のない範囲で、電源を切った状態で軽く確認する程度にしてください。
強い抵抗や異音がある場合は無理に回さないことをおすすめします。
Q5.針金で引っ掛けてもいいですか?
おすすめできません。
内部のホース・配線・パッキンなどを傷つける可能性があります。
Q6.磁石で取れますか?
一般的な歯ブラシの本体は樹脂製であるため、磁石で回収できないケースがほとんどです。
また、磁石付き工具を洗濯機内部へ無理に差し込む方法もおすすめできません。
Q7.修理費用はいくらですか?
簡単な異物除去なら1万円前後から対応できるケースがありますが、分解範囲が広くなると2万~4万円程度以上になる可能性があります。
部品交換が必要になればさらに高額になる場合があります。
Q8.メーカー保証は使えますか?
異物混入など利用中の外的要因によるトラブルは、通常の製品故障とは扱いが異なり、保証対象外となる可能性があります。
保証書やメーカーの保証規定を確認してください。
Q9.火災になる可能性はありますか?
歯ブラシを落としただけで直ちに火災になるとは限りません。
ただし、内部部品への影響を断定することはできないため、異常な焦げ臭さ・煙などがある場合は直ちに使用を中止し、安全を確保したうえで適切な窓口へ相談してください。
Q10.水漏れしたらどうすればいい?
運転を停止し、安全を確認してください。
給水側から水が出続けている場合などは、状況に応じて水栓を閉める必要があります。
電気設備周辺が濡れている場合は不用意に触れず、安全を優先してください。
「歯ブラシを落としただけ」と軽く考えないことが重要
歯ブラシそのものは数百円程度の商品です。
しかし、ドラム式洗濯機内部に入ると話は変わります。
問題は、
異物の値段ではなく、異物がどの部品に接触するか
です。
歯ブラシ1本でも、
ドラム周辺
↓
外槽下部
↓
排水経路
↓
排水ポンプ
などへ移動すれば、故障リスクが変わります。
早期に取り出せば「異物除去」で終了したものが、運転を続けたことで「異物除去+部品交換」になる可能性があります。
だからこそ、落とした直後の対応が重要です。
ドラム式洗濯機に歯ブラシを落とした場合の判断フロー
最後に対応を整理します。
歯ブラシを落とした
↓
まず運転を停止
↓
電源を切り、安全を確保
↓
歯ブラシが見える
↓
取扱説明書で認められた範囲で、安全に手で取れるか確認
↓
簡単に取れるなら回収
↓
抵抗がある・奥へ入っているなら無理をしない
歯ブラシが見えない
↓
ドアパッキンなどユーザーが確認できる場所をチェック
↓
排水フィルターを確認できる機種なら取扱説明書に従って確認
↓
見つからない
↓
メーカーまたはドラム式洗濯機対応の修理業者へ相談
異音・排水不良・エラーがある
↓
使用を中止して早めに点検を依頼
という流れがおすすめです。
まとめ|ドラム式洗濯機に歯ブラシを落としたら無理に運転せず早めに確認しよう
ドラム式洗濯機に歯ブラシを落としてしまった場合、
「そのうち排水口から出てくるだろう」
と考えて運転を続けるのはおすすめできません。
歯ブラシが入り込む可能性がある場所には、
- ドアパッキン周辺
- ドラムと外槽の間
- 外槽底部
- 排水経路
- 排水ポンプ周辺
- 排水フィルター周辺
などがあります。
特に、
「完全に見えなくなった」
「ドラムを回すとカラカラ音がする」
「排水できなくなった」
「エラーコードが表示される」
「歯ブラシを落とした後に何度も運転してしまった」
という場合は注意してください。
自分で対応する場合は、ドラム内部やドアパッキン、メーカーが利用者による清掃を認めている排水フィルターなど、取扱説明書に記載された範囲までにすることが重要です。
見えない場所へ針金を差し込んだり、大型のドラム式洗濯機を一人で傾けたり、本体を分解したりする方法はおすすめできません。
修理費用は異物の位置によって変わり、簡単な異物除去で済む場合もあれば、本格的な分解や排水ポンプなどの部品交換が必要になるケースもあります。
つまり、費用を抑えるためにも重要なのは、
「歯ブラシを落とした直後に無理な運転をしない」
ことです。
異物の位置が分からない場合や異音・排水不良などが発生している場合は、メーカーまたはドラム式洗濯機に対応している修理業者へ相談しましょう。
この記事を書いた人

今野 直也
家電修理スペシャリスト / 暮らしのレスキュー学院 講師
大手家電メーカー製品から、部品供給が終了した旧式の家電まで、年間数千件以上の修理を手掛ける現役の修理技師。単に「直す」だけでなく、製品の構造や故障の原因を論理的に解明する深い知見を持つ。 現在は、自身が培った高度な修理技術を次世代に継承するため「暮らしのレスキュー学院」にて講師を務め、これまでに多くの多能工(マルチスキル・テクニシャン)を輩出。現場第一主義を貫き、確かな技術に裏打ちされた「失敗しない修理のコツ」を日々発信している。

