【お風呂の排水溝が詰まった!】原因と修理費用をプロが解説|髪の毛・石鹸カス・排水管つまり
お風呂の排水口が詰まった!そのまま使い続けるのは危険です
お風呂に入っているときに、以下のようなサインに心当たりはありませんか?
- シャワーを使っていると、いつの間にか足元に水が溜まる
- 排水口の奥から「ゴボゴボ」と不気味な音がする
- シャンプーの泡や水が流れるまでに異様に時間がかかる
- お湯を溜めて一気に流すと、洗い場がプール状態になる
これらはすべて、排水経路のどこかが悲鳴を上げている「詰まりの危険サイン」です。
実は、浴室の排水詰まりは水まわりのトラブルにおいて、トイレ詰まりに次いで修理依頼件数が多い非常にポピュラーなトラブルです。「そのうち流れるからいいや」とだましだまし使い続けがちですが、放置するのは非常に危険です。
なぜ詰まる?築10年以上の住宅は特に要注意
お風呂の排水口には、毎日信じられないほどの量の汚れが流れ込んでいます。
- 髪の毛・体毛(詰まりの核となる最大の原因)
- 石鹸カス・シャンプーの残りカス(油脂分が固まる原因)
- 皮脂汚れ・垢(あか)
- カミソリの刃やシャンプーの詰め替えパックの切れ端などの「異物」
特に築10年以上が経過している住宅では、目に見えるヘアキャッチャー(ゴミ受け)の奥にある「排水トラップ」や、さらにその奥の「床下の排水管内部」に、これらの汚れが何年もかけて蓄積し、まるで人間の動脈硬化のようにドロドロのヘドロ状になってこびりついているケースが珍しくありません。
放置すると引き起こされる4つの二次災害
「水が引くのが遅いだけだから」とそのまま使い続けると、以下のような深刻な二次被害に繋がる恐れがあります。
- ① 浴室内に漂う「強烈な悪臭」 排水トラップや配管内に溜まったヘドロが腐敗し、浴室全体に下水のような不快な臭いが充満します。せっかくのリラックスタイムが台無しになってしまいます。
- ② チョウバエなどの「害虫の大量発生」 ドロドロのヘドロ汚れは、チョウバエやその幼虫にとって格好の餌場であり、産卵場所になります。一度発生すると、浴室の壁や天井に小さな虫がびっしり止まる恐怖の事態を招きます。
- ③ 壁の奥や床下への「漏水トラブル」 水が正常に流れないことで排水管に過度な圧力がかかったり、あふれた水が洗い場の防水層を超えて隙間から染み出したりします。特に戸建ての床下木材の腐食や、マンションでの「階下漏水(下の階の天井への水漏れ)」に発展すると、数十万円〜数百万円規模の損害賠償やリフォーム費用が発生してしまいます。
- ④ 排水管の「完全閉塞(へいそく)」 ある日突然、水が1滴も流れなくなる状態です。こうなると、お風呂が一切使えなくなるだけでなく、市販のパイプクリーナーやワイヤーでは太刀打ちできず、プロによる高圧洗浄などの重作業が必要になり、修理費用も高くなってしまいます。
お風呂の排水溝が詰まる原因
原因①:髪の毛の蓄積(最も多い原因)
- お風呂の排水口が詰まってしまうトラブルにおいて、最も頻繁に遭遇する圧倒的な原因が「髪の毛の蓄積」です。私たちは毎日髪を洗うたびに、意識していなくても少しずつ抜け毛を排水口へと流してしまっています。
- 数年単位で育つ「巨大な髪の毛の塊」 1日あたりに抜ける髪の毛の量(およそ50本〜100本)であれば、ヘアキャッチャー(ゴミ受け)を通り抜けたとしても、その場ですぐに詰まることはありません。しかし、これが数ヶ月、数年単位と毎日積み重なっていくことで、目に見えない排水トラップの内部や配管の段差に少しずつ絡みつき、やがて水の通り道を完全に塞ぐ巨大な塊へと成長してしまいます。
- ロングヘアのご家族がいる家庭はさらに注意 髪の毛が長い方や、ご家族の人数が多い家庭では、排水口に流れ込む髪の毛の総量が物理的に多くなります。長い髪の毛はトラップ内部の突起やパーツに引っかかりやすく、蜘蛛の巣のように網を張ってしまうため、一度引っかかると後から流れてきた短い毛やゴミもすべてキャッチしてしまい、詰まりの進行が一段と早くなります。
原因②:石鹸カス・洗剤カスの付着
- 髪の毛に次いで意外と多く、そして頑固な原因となっているのが「石鹸カス」です。毎日何気なく使っているシャンプー、ボディソープ、洗顔料、リンス、トリートメントなどの成分が、流しきれずに排水管の内部に少しずつこびりついていくトラブルです。
- 排水管の壁に広がる「白い脂の層」 これらの洗剤類に含まれる油分や成分は、お風呂の残り湯に含まれるカルシウムなどのミネラル分や皮脂と反応すると、水に溶けないベタベタとした「石鹸カス」へと変化します。これがキッチンの油汚れのように、排水管の冷たい内壁にべっとりと付着し、徐々に管を狭くしていきます。
- 髪の毛とのコンビネーションで「ヘドロ」に進化
- 洗剤成分が付着して粘り気を持った排水管の内部に、原因①の「髪の毛」が流れてくると、まるでハエ取り紙のようにピタッと吸着されてしまいます。
- 「石鹸カスが髪の毛を捕まえ、その髪の毛がさらに石鹸カスを絡め取る」という悪循環を繰り返すことで、最終的にはバクテリアなどの雑菌が繁殖し、強烈な悪臭を放つ黒くてドロドロとした「ヘドロ状の詰まり」へと成長してしまいます。
原因③:皮脂汚れ・垢(あか)の蓄積
- 毎日お風呂で体を洗う際、体から洗い流された目に見えない「皮脂(脂分)」や「垢」も、実は排水管を詰まらせる大きな原因の一つです。
- 排水管の内部をジワジワと狭くする 皮脂は文字通り「人間の油」です。温かいシャワーで流されている間は液体として水と一緒に流れていきますが、冷たい床下の排水管に入ると、温度が下がって徐々に固まり始めます。キッチンの油汚れが配管にこびりつくのと同じように、お風呂の配管内壁にも皮脂の脂分が少しずつ層を成して蓄積し、何年も放置することで排水管の内部がストローのようにジワジワと細くなってしまいます。
- 雑菌の温床になり悪臭の引き金に 蓄積した皮脂汚れは、排水管の中に潜む雑菌(バクテリア)の大好物です。脂分を餌にして雑菌が爆発的に繁殖すると、粘り気のある「バイオフィルム(ぬめり)」が形成され、お風呂場特有の下水のような嫌な悪臭を放つようになります。
原因④:排水トラップの詰まり
- 浴室の排水口のすぐ下には、下水からの不快な悪臭や虫が室内に上がってくるのを防ぐために、常に水を溜めておく「排水トラップ」という重要な仕組みが設置されています。
- 汚れの「関所」だからこそ一番詰まりやすい 排水トラップは構造上、内部にプラスチック製の筒(ワン)や仕切り板などのパーツが複雑に組み合わさっています。下水への道をブロックしてくれる頼もしい存在である反面、上から流れてきたゴミをすべて受け止める「関所」のような場所でもあるため、現場でお伺いする浴室詰まりのケースでも、ここが原因になっていることが非常に多いです。
- 3大汚れが混ざり合って限界を迎える
- これまでに挙げた「髪の毛」「石鹸カス」「皮脂汚れ」がすべてこの狭いトラップ内に集結します。
- パーツの隙間に髪の毛が絡みつき、そこに石鹸カスや皮脂が吸着してドロドロのヘドロへと変化。パーツを覆い尽くすように汚れの塊が成長してしまうため、シャワーの水を流してもトラップを通り抜けることができず、洗い場へ一気にあふれ出てしまいます。
原因⑤:排水管の奥での詰まり(重度の閉塞)
- 目に見える排水口や排水トラップをどんなに綺麗に掃除しても、あるいは市販の強力な業務用洗浄剤(ピーピースルーなど)を流し込んでもまったく流れが改善しない場合、トラブルはさらに深刻なステージにあります。
- 強力な薬剤すら届かない・効かない「床下の闇」 排水口から1メートル以上進んだ先、つまり床下を縦横に走る「排水管の奥深く」で汚れが完全に固着し、逃げ道を塞いでしまっている状態です。これまでに蓄積した髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れが長い年月をかけてコンクリートのようにカチカチに硬化しているため、強力なアルカリ性洗浄剤を注いでも表面の汚れをほんの少し溶かすだけで、肝心の芯まで浸透せずに素通りするか、最悪の場合は完全に遮断されて薬剤が逆流してきてしまいます。
- この状態になったら「業者対応」が絶対条件
- 排水管の奥での閉塞は、市販のワイヤーブラシを差し込んでも途中のカーブ(曲がり角)で引っかかってしまい、一般の方が自力で貫通させるのは不可能です。
- 無理に硬い棒などで突っつくと、塩化ビニル製の排水管を突き破ってしまい、床下で見えない漏水を引き起こすという最悪の二次災害に繋がります。
- こんな症状は要注意!お風呂の詰まり危険度チェック
お風呂の排水トラブルは、突然完全に止まるわけではありません。日々の入浴の中で、必ず以下のような「危険のサイン」を出しています。ご自宅の状態と照らし合わせてチェックしてみてください。
- 水が引くまで時間がかかる(危険度:★☆☆ 初期症状) 体を洗っている間は気づかなくても、お風呂上がりにふと見ると「なかなか床の水が引かない」状態です。これは排水経路のどこかが狭くなり始めているサイン。まだ軽症ですが、放置すると確実に悪化します。
- 排水口から「ゴボゴボ」と音がする(危険度:★★☆ 要注意) 水を流したときに、足元から「ゴボゴボ」「ボコボコ」と異音がする場合、配管内の空気の逃げ場がなくなっています。汚れで通り道が塞がれかけており、スムーズな排水ができなくなっている証拠です。
- 洗い場に水が溜まる(危険度:★★★ 限界間近) シャワーを使っているだけで足元がプール状態になる場合、詰まりはかなり進行しています。トラップや配管が限界を迎えており、いつ完全に閉塞して水が一切流れなくなってもおかしくない危険な状態です。
- 排水口から強烈な悪臭がする(危険度:★★★ 異常事態) 浴室全体に下水のような臭いが漂う場合、汚れの蓄積によって悪臭を防ぐための「排水トラップ」が正常に機能していないか、トラップ自体がヘドロで埋め尽くされている可能性があります。
- 「ピーピースルーで直る?」プロが答える真実
お客様から「市販や業務用の強力洗浄剤(ピーピースルーなど)を使えば直りますか?」というご質問を非常によくいただきます。
結論から申し上げますと、「軽度〜中程度の詰まりであれば、劇的に改善する可能性が高い」です。ただし、汚れの原因や場所によって得意・不得意がはっきりと分かれます。
〇 ピーピースルーで改善しやすいケース(有機物の汚れ)
- 髪の毛の詰まり: 薬剤の強力なアルカリ成分で、髪の毛の主成分であるタンパク質を溶かします。
- 石鹸カス・皮脂汚れ: 配管にこびりついた油分やぬめりをドロドロに分解して洗い流せます。
× ピーピースルーでも改善しにくいケース(構造的・重度のトラブル)
- 排水管奥の閉塞: 汚れがコンクリートのようにカチカチに固着していると、薬剤が芯まで浸透しません。
- 木の根の侵入: 戸建てなどで屋外の配管の隙間から植物の根が入り込んでいる場合、薬剤では溶かせません。
- 配管の勾配不良・破損: 地震や経年劣化で配管が歪んだり割れたりしている場合、物理的な修繕が必要です。
- ピーピースルーでも直らない!現場で本当に多い重度詰まりの実態
「強い薬を何度も流したのに、全く水が引かない…」とご相談いただくケースは、実際に現場でも非常に多くあります。
特に築15年以上が経過している住宅では、長年の「髪の毛」「石鹸カス」「皮脂」が何層にも積み重なり、排水管の内壁にびっしりと強固に付着しています。こうなってしまうと、いくら強力な薬剤を流しても表面の汚れを小手先で溶かすだけで、肝心の詰まりの芯を取り切ることはできません。
薬剤が効かないほどの重度詰まりを根本解決するには、以下のプロによる物理的な作業が絶対に不可欠となります。
- 高圧洗浄: 特殊なノズルから超高圧の水を噴射し、配管内壁のヘドロや固着汚れを丸ごと削り落として一気に洗い流します。
- ワイヤー作業(トーラー): 頑固に固まった詰まりに対して、回転する金属製の特殊ワイヤーを管内に直接差し込み、物理的に砕いて貫通させます。
【作業別】お風呂の排水詰まり修理費用相場

お風呂の排水詰まりの修理費用は、「詰まっている場所(手前のトラップか、床下の配管奥か)」や「汚れの頑固さ(薬剤で溶けるか、削り落とす必要があるか)」によって作業内容が異なり、それに応じて料金も変動します。
一般的な修理費用の目安は以下の通りです。
- 排水トラップ清掃 浴室の目皿(フタ)を外し、手の届く範囲にあるヘアキャッチャーや筒状のパーツ(ワン)を取り外してヘドロや絡みついた髪の毛をきれいに除去する基本作業です。
- 費用の目安: 8,000円 〜 15,000円
- 排水口分解洗浄 トラップのパーツだけでなく、排水口の結合部分まで工具を使ってしっかりと分解し、奥に溜まった頑固なぬめりや石鹸カスの塊を特殊な薬剤なども併用しながら徹底的に洗い流す作業です。
- 費用の目安: 10,000円 〜 18,000円
- ワイヤー作業(トーラー) 排水口から数メートル先にある「排水管の奥」で髪の毛やヘドロが完全に固着している場合、回転する金属製の特殊なワイヤー工具を管内に挿入し、詰まりの芯を物理的に粉砕・貫通させる専門作業です。
- 費用の目安: 15,000円 〜 30,000円
- 高圧洗浄 専用の機材から超高圧の水を噴射し、排水口から床下の配管の隅々まで、長年蓄積したヘドロ汚れや皮脂の脂層を丸ごと削り落として一気に押し流す強力な洗浄作業です。詰まりの根本解決や再発防止に最も効果的です。
- 費用の目安: 20,000円 〜 50,000円
- 排水管交換(重度の破損・変形) 経年劣化や地震などで床下の配管そのものが割れて水漏れしている場合、または植物の「木の根」が管を突き破って侵入しているような最悪のケースにおいて、古い配管の一部または全てを新しいものへ取り替える大規模な工事です。
- 費用の目安: 50,000円 〜 300,000円(※床の解体・復旧工事が必要な場合は費用が大きく変動します)
当社料金表

浴室排水口詰まり除去
出張費
4,000円
+
作業費
12,000円
合計
16,000円(税抜)
排水トラップ分解洗浄
出張費
4,000円
+
作業費
15,000円
合計
19,000円(税抜)
ワイヤー作業
出張費
4,000円
+
作業費
18,000円〜30,000円
合計
22,000円〜34,000円(税抜)
高圧洗浄
出張費
4,000円
+
作業費
25,000円〜50,000円
合計
29,000円〜54,000円(税抜)
レスキューGOによる実際の修理事例
実際に当店で解決したお風呂の排水詰まりの修理事例をご紹介します。
【事例①】長年の蓄積による頑固な髪の毛詰まりを解消
- エリア: 横浜市港北区
- 住居タイプ: 築12年(戸建て)
- ご相談時の症状: お風呂に入っていると洗い場にどんどん水が溜まってしまい、シャワーを使い続けると足元がプール状態になってしまう。お湯が引くまでに1時間以上かかるため、怖くてお風呂に入れないとお困りでした。
- プロの調査原因: 現地で排水口の目皿を外して点検したところ、ヘアキャッチャーをすり抜けた何年分もの「髪の毛」が、奥の排水トラップのプラスチックパーツにクモの巣のようにびっしりと絡みついていました。さらに、そこに石鹸カスや皮脂汚れが吸着して、完全に水の逃げ道を塞いでいる状態でした。
- 作業内容: 専用の薬剤で汚れを柔らかく分解した後、排水トラップのパーツを一つひとつ丁寧に分解。奥に潜んでいた巨大な髪の毛の塊とヘドロをすべて手作業と特殊洗浄で取り除きました。仕上げにトラップの裏側まできれいに磨き上げ、スムーズに水が吸い込まれていくことをお客様と一緒に確認いたしました。
- 作業時間: 40分
- 作業料金: 16,000円(税込)
【事例②】薬剤でも太刀打ちできなかった排水管奥の重度ヘドロ閉塞を貫通
- エリア: 横浜市青葉区
- 住居タイプ: 築18年(戸建て)
- ご相談時の症状: お風呂の水がまったく流れなくなり、インターネットで調べて強力な業務用洗浄剤(ピーピースルー)をご自身で試したものの、1ミリも水が引かない状態。これ以上は自分ではどうしようもない、と慌ててレスキューGOにお電話をいただきました。
- プロの調査原因: 手前の排水トラップは比較的きれいにお手入れされていましたが、排水口から1.5メートルほど進んだ先(床下を走る排水管の奥)で、長年蓄積された皮脂汚れと石鹸カスがコンクリートのようにカチカチに固着していました。管内が完全に閉塞(へいそく)してしまっていたため、どんなに強力な薬剤を流しても詰まりの芯まで届かず、効果が出ない状態でした。
- 作業内容: 薬剤では溶かしきれないと判断し、物理的に詰まりを砕く「ワイヤー作業(トーラー)」を選択。回転する金属製の特殊ワイヤー工具を排水管の奥深くへと慎重に挿入し、手応えを確かめながら固着したヘドロの塊をピンポイントで粉砕しました。数回往復させて管内を貫通させた後、溜まっていた大量のお湯が一気に「ゴゴゴッ」と快音を立てて流れていくのを確認。最後に大量の水で削り落とした汚れを完全に押し流しました。
- 作業時間: 1時間
- 作業料金: 28,000円(税込)
【事例③】築25年の蓄積汚れによる完全閉塞!洗い場のプール状態を高圧洗浄で根本解決
- エリア: 川崎市宮前区
- 住居タイプ: 築25年(戸建て)
- ご相談時の症状: シャワーを数分使うだけで、洗い場があっという間にプール状態になってしまうとお困りでした。これまでは数時間待てば少しずつ引いていたものの、ついに丸一日経っても水が1センチも引かなくなってしまったとのことで、緊急でレスキューGOへご依頼をいただきました。
- プロの調査原因: 築25年という歳月の中で、一度も配管洗浄をしたことがなかったとのこと。床下の排水管内部を調査したところ、長年蓄積された髪の毛、石鹸カス、そして何層にも重なって硬化した皮脂汚れ(人間の脂)が管内を完全に塞いでいる「完全閉塞」の状態でした。管の中が完全に汚れで埋め尽くされていたため、水が一切行き場を失っていました。
- 作業内容: まずは溜まった汚水を特殊なポンプで汲み出し、作業スペースを確保。その後、排水口から床下の奥深くに向けて、専門機材による「高圧洗浄」を施工しました。特殊な逆噴射ノズルから超高圧の水を放出し、配管の内壁にこびりついたカチカチのヘドロや脂の塊を根こそぎ粉砕・削り落としました。2時間近くじっくりと往復洗浄を重ねた結果、新築時のようにクリアな配管へとリセットされ、バケツで大量の水を一気に流しても渦を巻いてゴーーッと勢いよく吸い込まれていくまでに完全復旧いたしました。
- 作業時間: 2時間
- 作業料金: 42,000円(税込)
お風呂の排水詰まりを放置するとどうなる?5つの深刻なリスク
「水が引くのが少し遅いだけだから」と、お風呂の排水詰まりをそのまま使い続けるのは非常に危険です。放置する時間が増えるほど、トラブルは深刻化し、最終的には高額な修繕費用がかかる大惨事へと繋がってしまいます。
- リスク①:耐えがたい悪臭が発生する(最初の危険サイン) 排水詰まりの初期段階として最初にあらわれるのが、お風呂場全体に漂う「下水のような不快な臭い」です。排水口やトラップの内部に溜まった髪の毛や皮脂汚れ、石鹸カスが腐敗し、強烈な悪臭を放ち始めます。せっかくの毎日のリラックスタイムが台無しになってしまいます。
- リスク②:チョウバエなどの害虫が大量発生する 排水口の奥に蓄積したドロドロのヘドロ汚れは、チョウバエなどの害虫にとって格好のエサ場であり、絶好の産卵場所になります。一度卵を産み付けられると、浴室の壁や天井に小さな虫がびっしりと止まるような、不衛生で恐ろしい事態を招きます。
- リスク③:排水管が「完全閉塞」し、1滴も流れなくなる 最初は「流れが遅い」だけだったものが、ある日突然、完全にシャットアウトされて1滴の水も吸い込まれなくなります。こうなると洗い場に汚水が溜まったままになり、お風呂に入ることすらできなくなってしまいます。
- リスク④:洗面所や洗濯機側へ汚水が逆流する 一戸建てやマンションなどの住宅構造では、お風呂・洗面所・洗濯機の排水管が床下で1本に繋がっている「集合配管」になっているケースがよくあります。お風呂の奥で管が詰まると、お風呂で流した水が、隣にある洗面台のボウルや洗濯機の防水パンからゴボゴボと汚水となって逆流してくる二次災害へと発展します。
- リスク⑤:【最悪のケース】床下漏水による住宅の腐食・階下被害 水が正常に流れないまま上から圧力がかかり続けると、配管の接続部から水がじわじわと漏れ出したり、洗い場からあふれた水がわずかな隙間から床下へと染み出したりします。 最悪の場合、床下の木材や基礎を腐らせ、シロアリを呼び寄せる原因になります。また、マンションなどの集合住宅であれば、下の階の天井へ水漏れを起こす「階下漏水」を引き起こし、数十万円〜数百万規模の損害賠償問題に発展する恐れがあります。
プロが現地で見る「10の判断ポイント」
お風呂の排水トラブルが発生した際、ただ目の前の詰まりを通すだけでは再発を防げません。現場では、確実な根本解決とお客様の大切な住まいを守るために、プロの目で以下の10ポイントを厳しくチェックしています。
- ① 髪の毛の蓄積量: ヘアキャッチャーやトラップにどれほどの髪の毛が絡みついているかを確認します。
- ② 石鹸カスの蓄積量: 洗剤成分がどれくらい固着して配管を狭くしているかを見極めます。
- ③ 排水トラップの状態: 臭いを防ぐワンなどの内部パーツが劣化・破損していないか、正しく組まれているかを確認します。
- ④ 建物の築年数: 築年数によって配管の老朽化リスクを予測し、作業の慎重さを判断します。
- ⑤ 排水管の勾配(傾き): 床下の配管が、水が自然に流れる正しい傾斜を保っているかをチェックします。
- ⑥ 排水管の材質: 古い鉄管か、現代の塩ビ管(VP・VU管)かにより、使用できる薬剤や工具を選定します。
- ⑦ 屋外桝(ます)の状態: 家の外にある排水桝を開け、お風呂だけでなく外の配管で詰まりが起きていないか確認します。
- ⑧ 他の水まわりの状況: 洗面所やトイレ、台所の流れ方も同時に確認し、家全体の幹線配管の詰まりではないかを見極めます。
- ⑨ 高圧洗浄の必要性: ワイヤー作業だけで削り取れるか、高圧洗浄で管内丸ごと洗い流すべきかを判断します。
- ⑩ 再発リスクの評価: 配管の構造やお客様のライフスタイルから、今後詰まりを繰り返すリスクがないかを総合的に評価します。
お風呂の排水詰まりを未然に防ぎ、費用を安く抑える4つのコツ
突然の大詰まりで緊急業者を呼ぶことになると、どうしても費用がかさんでしまいます。日頃のちょっとしたメンテナンスと意識で、トラブルを回避してコストを最小限に抑える賢いコツをご紹介します。
- 月1回の排水口掃除を行う(最も効果的) 市販のパイプクリーナーを使ったり、排水トラップを自分で外してブラシでサッと洗ったりする「月1回の定期掃除」が、実は一番費用がかからない最強の予防策です。汚れがカチカチに固まる前であれば、ご自身のケアだけで常に良好な状態をキープできます。
- 市販の「髪の毛キャッチャー」を設置する 備え付けの目皿の代わりに、髪の毛がクルクルと中央に丸まってまとまる市販のヘアキャッチャー(ステンレス製や使い捨てシートなど)を設置しましょう。詰まりの最大の核となる髪の毛を「配管の奥へ1本も流さない」という意識を持つだけで、予防効果は絶大です。
- 「ゴボゴボ」と音が鳴り出したらすぐにプロに対応してもらう 「水は流れるけれど、排水口から変な音がする」という段階でプロに相談するのが、費用を最も安く抑えるコツです。この初期症状(軽症)のうちであれば、大がかりな機材を使わず、簡単なトラップ清掃や薬剤洗浄だけでパッと安価に解決できます。
- 築10年以上の住宅は「年1回の排水管洗浄」を検討する 家を建ててから、または今の住まいに引っ越してから10年以上が経過している場合は、見えない床下の配管にかなりのヘドロが蓄積しています。完全にパンクしてあふれ出る前に、定期的な配管洗浄(高圧洗浄など)をプロに依頼しておくことで、突然の水害リスクを100%回避できます。
お風呂の排水詰まりに関するよくある質問(FAQ)
- Q. 業務用の「ピーピースルー」を使えば直りますか?
- A. 軽度〜中度の有機物(髪の毛や皮脂、石鹸カス)による詰まりであれば、劇的に改善する可能性が非常に高いです。ただし、長年蓄積してコンクリートのようにカチカチに固着したヘドロ閉塞や、配管の奥深くで起きている詰まりに対しては、薬剤が届かなかったり芯まで浸透しきれなかったりするため、効果が出ないことも多いです。
- Q. 市販の「パイプユニッシュ」でも効果はありますか?
- A. ドロドロになる前の「軽度なぬめり」や、ヘアキャッチャー周辺の髪の毛を溶かすレベルであれば十分に効果的です。日常的なメンテナンスとして使うには最適ですが、すでに洗い場に水が溜まる、お湯が全く引かないといった「本格的な詰まり」が起きている場合は、市販薬の濃度では溶かしきれないことがほとんどです。
- Q. 業者に依頼する場合、高圧洗浄は絶対に必要ですか?
- A. 必ずしも全員に必要というわけではありません。手前のトラップ清掃だけで直るケースも多々あります。ただし、「排水口を掃除しても直らない」「ピーピースルーも効かない」という、床下の排水管の奥深くで起きている完全閉塞に対しては、高圧洗浄が極めて有効であり、根本解決には不可欠となります。
- Q. 詰まりを放置したら、自然に直る(流れるようになる)ことはありますか?
- A. 残念ながら、お風呂の排水詰まりが自然に直ることは基本的にはありません。 お風呂に流れるゴミ(髪の毛、油分など)は水に溶けて消えるものではないため、放置すればするほど新しい汚れが上書きされ、状況は悪化していく一方です。「昨日より流れが悪いな」と感じたら、早めに対処することをおすすめします。
- Q. 業者が自宅に来てから、作業時間はどれくらいかかりますか?
- A. 詰まりの状況によりますが、手前の排水トラップ清掃や軽度な分解洗浄であれば30分〜1時間程度で完了します。床下の奥深くを狙うワイヤー作業や、配管の隅々まで丸ごと洗い流す本格的な高圧洗浄を行う場合は、1時間半〜2時間程度がおおむねの目安となります。
修理か?交換か?お風呂排水設備の判断基準
「お風呂の排水口が詰まってボロボロだし、設備ごと丸ごと交換しなきゃダメかしら…」と不安に思われる方もいらっしゃいますが、浴室の排水設備そのものは、基本的に「交換」ではなく「修理(清掃・貫通作業)」で直すのが基本です。
高額な交換工事を検討する必要があるのは、以下のような「構造的な問題や致命的な破損」が起きている場合に限られます。
- 修理で直るケース(清掃や部品交換で解決)
- 髪の毛やヘドロ、石鹸カスによる詰まり(清掃・高圧洗浄で100%直ります)
- 排水トラップのパーツ(ワンやヘアキャッチャー)の破損や紛失(パーツ単体の取り寄せ・交換で安価に直ります)
- 交換工事が必要になるケース(大規模な修繕の検討基準)
- 排水管の物理的な破損: 地震や地盤沈下、経年劣化によって床下の塩ビ管がパッキリ割れてしまい、床下漏水を起こしている場合。
- 配管の勾配(こうばい)不良: 家の傾きや施工初期の問題で、配管の傾斜が逆になっており、構造上どうしても水が逆流してきてしまう場合(配管の引き直し工事が必要です)。
- ユニットバス自体の著しい老朽化: 築25年〜30年以上が経過し、排水口まわりの防水層がひび割れ、浴室の床全体から階下へ水漏れしているようなケース(この場合は、ユニットバス全体の交換・リフォームを検討するタイミングとなります)。
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[東海・中部エリア]
■ 愛知県
- 名古屋市(全域)
千種区、東区、北区、西区、中村区、中区、昭和区、瑞穂区、熱田区、中川区、港区、南区、守山区、緑区、名東区、天白区
- その他対応市町村
一宮市、春日井市、小牧市、豊田市、岡崎市、安城市、刈谷市、豊橋市、豊川市、弥富市、津島市、稲沢市、江南市、犬山市、瀬戸市、日進市、長久手市、大府市、東海市、知立市、高浜市、半田市
■ 岐阜県
- 対応市町村
岐阜市、大垣市、各務原市、羽島市、多治見市、可児市、関市、美濃加茂市、瑞穂市、本巣市、土岐市、中津川市、恵那市、高山市
[関西エリア]
■ 大阪府
- 大阪市(全24区)
都島区、福島区、此花区、西区、港区、大正区、天王寺区、浪速区、西淀川区、東淀川区、東成区、生野区、旭区、城東区、阿倍野区、住吉区、東住吉区、西成区、淀川区、鶴見区、住之江区、平野区、北区、中央区
- その他対応市町村
堺市、豊中市、吹田市、高槻市、茨木市、枚方市、寝屋川市、守口市、門真市、大東市、東大阪市、八尾市、柏原市、松原市、藤井寺市、羽曳野市、富田林市、河内長野市、和泉市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉大津市、高石市、箕面市、池田市、摂津市、四條畷市、交野市
■ 京都府
- 京都市(全域)
北区、上京区、左京区、中京区、東山区、下京区、南区、右京区、伏見区、山科区、西京区
- その他対応市町村
宇治市、城陽市、長岡京市、向日市、京田辺市、八幡市、木津川市、亀岡市、福知山市、舞鶴市、綾部市、京丹後市
■ 兵庫県
- 神戸市(全域)
東灘区、灘区、中央区、兵庫区、北区、長田区、須磨区、垂水区、西区
- その他対応市町村
尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、明石市、加古川市、高砂市、姫路市、相生市、たつの市、加西市、小野市、三木市
■ 奈良県
- 対応市町村
奈良市、生駒市、大和郡山市、天理市、橿原市、香芝市、大和高田市、葛城市、桜井市、五條市
■ 滋賀県
- 対応市町村
大津市、草津市、守山市、栗東市、野洲市、湖南市、近江八幡市、東近江市、彦根市、長浜市、米原市
■ 和歌山県
- 対応市町村
和歌山市、海南市、岩出市、紀の川市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市
[北陸エリア]
■ 石川県
- 対応市町村
金沢市、白山市、小松市、加賀市、能美市、野々市市、かほく市、七尾市、羽咋市
■ 富山県
- 対応市町村
富山市、高岡市、射水市、魚津市、黒部市、滑川市、砺波市、南砺市
■ 福井県
- 対応市町村
福井市、坂井市、越前市、鯖江市、敦賀市、小浜市、大野市、勝山市
[中国・九州・東北エリア]
■ 広島県
- 広島市(全域)
中区、東区、南区、西区、安佐南区、安佐北区、安芸区、佐伯区
- その他対応市町村
福山市、呉市、東広島市、廿日市市、尾道市、三原市、府中市、三次市、庄原市、大竹市、竹原市、江田島市
■ 福岡県
- 福岡市(全域)
東区、博多区、中央区、南区、西区、城南区、早良区
- 北九州市(全域)
門司区、若松区、戸畑区、小倉北区、小倉南区、八幡東区、八幡西区
- その他対応市町村
久留米市、飯塚市、春日市、大野城市、筑紫野市、太宰府市、宗像市、福津市、糸島市、直方市、行橋市、中間市、古賀市、小郡市、柳川市、大牟田市
■ 宮城県
- 仙台市(全域)
青葉区、宮城野区、若林区、太白区、泉区
- その他対応市町村
名取市、多賀城市、塩竈市、富谷市、岩沼市、石巻市、大崎市、登米市、気仙沼市、栗原市、白石市、角田市、東松島市
まとめ
お風呂の排水溝詰まりは、
髪の毛・石鹸カス・皮脂汚れ
が主な原因です。
軽度なら排水口清掃で改善しますが、
ピーピースルーでも改善しない場合は排水管奥で詰まっている可能性があります。
特に築15年以上の住宅では、高圧洗浄で根本的に改善できるケースも多いため、繰り返し詰まる場合は早めの点検がおすすめです。
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この記事を書いた人
鈴木ユウホ
取締役 COO(最高執行責任者)
東証グロース市場への上場、そして事業バイアウトという稀有な経歴を経て、レスキューGOに参画。 代表・金山が掲げる「不透明な業界をクリーンにし、地域に真の安心を届ける」という理念に深く共鳴し、その志を共に形にすべく経営の舵取りを担う。百戦錬磨のビジネス経験を、地域の暮らしを守る現場の力へと変換し、業界の新たなスタンダード構築に情熱を注ぐ。

