エアコンでガス漏れした時の簡単な対処法

突然ですが、エアコンのガス漏れって知っていますか? あまり聞いたことがない方も多いと思いますが、エアコンにはフロンガスという物が使用されていて、そのフロンガスが巡回することで冷えたり、温まったりしています。 しかし、エアコンが冷えなくなったり、暖かくならない時はガス漏れが原因であることが多く、それは状況によって判断が出来ます。 しかし、必ずしもガス漏れだけが原因とは言い切れないのですが一般の方にはその判断も難しいのではないでしょうか。 ガス漏れが原因である場合は、施工業者に点検を依頼する必要がありますが、得意な方であれば自分で簡単に修理することも可能です。 そこで、このページではエアコンガス漏れ時の対処法を紹介していきます。 是非参考にしてください。
1.エアコンのガス漏れの原因3つ
エアコンのガス漏れにはいくつか原因がある事をお伝えしましたが、それはどんな時に起きるのでしょうか。また、冷えない、温まらない原因は他にどんなことが考えられるのでしょうか。一つ一つ理解していきましょう。
1-1.引っ越し時の施工ミスが原因
エアコンのガス漏れで一番多いのが引っ越し時や買い替え時の施工によるミスです。 引っ越し時にエアコンの移設を引っ越し業者に依頼している人も多いと思いますが、新居にエアコンを設置してしばらくすると、エアコンが冷えないなどの不具合が起きることがあります。 あなたは、何で突然冷えなくなったのだろうと?疑問に思うはずです。当然施工した業者に修理を依頼することになると思いますが、この時覚えておいてほしいポイントがあります。 以前の家は問題なく使用出来ていたのに、新居に来た途端に冷えなくなったケースです。 これは非常に多いパターンであり、その原因の殆どが施行によるミスの可能性が考えられます。 新居にてエアコンを取り付ける際は室内機と室外機を配管で繋ぐ工程があるのですが、この時にフレア加工と言われる作業があります。 フレア加工は配管と配管を繋ぐために数ミリ単位での微調整が必要になります。経験が長い職人さんはある程度感でやってしまいますが、新人さんや経験の浅い担当者がやると失敗する確率が高くなります。 また、それだけではなく配管と配管を繋ぐ際は必ずトルクレンチで締めることに決まっていて、締め付ける強さも数値で定められています。 ここは非常にシビアな個所なので少しでもフレア加工や締め付けが甘かったりするとガス漏れの原因になってしまいます。よって、引っ越し時や新品購入時に冷えない、温まらないなどの不具合が生じた場合はガス漏れを疑ってみましょう。 補足 ※エアコンをもう何十年も使用していて明らかに劣化が疑われるような場合は配管に問題がある場合もあります。その場合はしっかり診断してもらう必要があるので、必ずしも施工時のミスとは限らないということを覚えておきましょう。
1-2.銅配管の亀裂や劣化が原因
良く、引っ越し時などで移設した際に配管が劣化しているから交換した方がいいですね~。 なんて事を施工業者から案内されることがあります。 エアコンの配管は一度取り外すと、原則交換した方がいいです。しかし、移設の度に配管を交換していては高く付いてしまいますよね。そこで、使用できると判断した場合は既存の配管を使い回しすることになります。 しかし、何十年も使用しているエアコンだと配管もその分劣化している事が多く、不具合が起きやすくなります。 その一つに配管の亀裂があります。 当然、配管に亀裂が生じていたらその隙間からガスが漏れ続ける訳で、エアコンが正常に効かなくなります。 しかし、配管にはカバーが施されているので亀裂を見つけるのは大変です。 よって、明らかに古い配管は新品配管に交換した方が効率いいでしょう。 また、配管の交換をするタイミングは早々ありません。主に引っ越し時にエアコンを移設する際が配管を新しくする為のベストタイミングと言えるかもしれません。 配管を交換する時はエアコン取り付け依頼をする際に損をしない為の10の知識を読んで理解を深めておくといいでしょう。
1-3.製造時にメーカーのミスが原因
これはあまり事例として多くありませんがたまに起きる事例です。 メーカーの製造工程の途中で何かしらの原因でガス漏れすることがあります。 しかし、その場合は不具合は早期に出るので今まで全く問題なく使用できていた場合は他に原因がある可能性が高いでしょう。
2.ガス漏れの確認方法

ガス漏れの確認方法を紹介していきます。 室外機側の側面カバーを外して配管の見える状態にします。 このときプラスドライバーが必要になるので準備しておきましょう。

側面パネルを外すと配管が確認できます。 配管は2本あり、細い配管(高圧)太い配管(低圧)があります。 そして、配管にはカバーがしてあるのでずらして確認してください。 このとき、高圧側の配管で接続部にて霜が付いていませんか? 霜が付く理由としてはガスの量が減少することで、室内機の熱交換機で起こる蒸発発散作用が、ガスの量が少ない為に接続部で蒸発発散するからです。 これは取り付け時の接続ミスが原因で起こる事なので、すぐに施工業者に点検依頼するようにしましょう。 フレア接続後はガス漏れテストや真空引きを十分行うことで、こういったトラブルを防ぐことが重要ですが時間を短縮する為に疎かにすることが多く、問題が起きやすくなるのです。
3.ガス漏れ時の対処法
それではガス漏れ時の対処方法を見ていきましょう。工具が必要になりますので、一般の方は持っている方も少ないと思います。一応ホームセンターにも置いてありますので、チャレンジしてみてください。

配管接続部をトルクレンチで外します。 その前に注意点ですが、いきなり配管を外してはいけません。 ポンプダウンと言う作業をしてガスを回収してから行わなければいけません。 ポンプダウンって何?という方は実は凄く簡単!エアコンポンプダウンの方法を参考に作業しましょう。

配管を外したらパイプカッターで銅管を切断します。 凹凸が出来ないようにきれいに切断しましょう。 フレア加工は切断で決まると言っても過言ではありません。 ポイント1 銅管は、まっすぐ伸ばしてから切断します。丸まった状態だと切り口が斜めになってしまいます。斜めにカットした場合だ円フレアになるので冷媒漏れの原因になります。

続いてフレアツールを使ってフレア加工をします。 フレア加工時にフレアナットを入れ忘れないように気をつけましょう。 また、ここが非常に重要で加工が大きすぎても小さすぎてもダメで、丁度いいサイズがあります。 フレア加工の悪い例 1.バリ取り不足 溝が出来る 2.切粉などによる内面の傷が出来る 3.フレア寸法不足 4.フレア寸法過大 5.割れている この点を意識して、加工するようにしましょう。

フレア加工が出来たら接続していきます。 このとき、必ず専用のトルクレンチを使用して締めるようにします。 締めつける強さが決まっていて、締め付けが甘いとガス漏れします。また、強すぎても加工部分が変形してしまいガス漏れの原因になります。 よって、適切な強さでトルクレンチを使用して締めるのを覚えておきましょう。

続いて、室内機側の接続部を確認します。 室内機側の配管も室外機側と同様に同じ手順でフレアを再加工していきます。 ただ、室内機側は室内機を外さないと作業が出来ないことが多い為、自分で行うのは大変です。 その場合はやはり、施工業者に依頼するのがベストな選択肢と言えるはずです。

フレア加工時の画像です。 ガス漏れはこの部分で大抵起こるので、エアコンの効きが悪い時は覚えておくようにしましょう。 また、エアコンが冷えない時に確認したいポイントとその対処法も参考に読んでおきましょう。
4.まとめ
エアコンの効きが悪い時はガス漏れを疑いましょう。 良くある事例としては引っ越し後に突然効きが悪くなったりします。 その場合はガス漏れが原因である事が多く、施工によるミスが大半を占めると言ってもいいかも知れません。 よって、そういった場合は施工した業者に一度見てもらうようにしましょう。 参考になったなら幸いです。



